エマ

夏から秋になり…… 少し寒くなったこの季節。 蟻さんは今日も、巣から出て働いてます。 久しぶりに会った彼女は、女の子見たいな性格からボーイッシュになっていた。 僕の事も覚えてなくて……やっぱり記憶もなかった。 無理もないか……僕達を庇って彼女は魔力と記憶を失ったんだから…… 罪悪感を感じて、彼女から距離を取っていたけど…… 「見つけた!!先輩!!」 木の下から声がして、木の枝に乗っていた僕は下を見る。 そこには、ボーイッシュな彼女がいた。 記憶が無くても変わらないもの。 それは、例え僕がどこにいても見付けてくれる事。

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