Capsule

世にも奇妙な物語 【サプライズ】 ‘驚きが大きい程に感動する’と言った主人公に段々と狂気じみてくるサプライズが降りかかる。サスペンスの方向性になると思いきや、ホラーテイスト(棺の下り。主人公の幻覚だった。)があったので、軸がぶれた気がします。 【走る取的】 取的(とりてき:一番下の力士)。居酒屋で友人の悪口を言っていた所、たまたま居合わせた取的が自分の悪口と思って追いかけてくる。結末はさておき、取的に追いかけられる不条理の一本で勝負している話なんですが……。これこそ、合間の超短編に回した方が良かった気がします。超短編の【シャドーボクシング】や【クリームソーダ】と同じですね。 【捨てられない女】 オアシズ大久保さん出演の超短編。短時間に見合った切れ味のあるオチも秀逸。ニヤリとさせられるパターン。ジョークの王道ですね。超短編の方は触れないと思っていたのですが、番外として。 【未来ドロボウ】 内定を貰えない就活生と余命僅かな科学者であり富豪との出会いから始まり、2人は人格を交換する。藤子・F・不二雄 の短編を実写化。登場人物達の姿を見ると、人間とは生きていく上で、知らない事と忘れてしまう事で溢れているのだなと感じられる良作。さすが巨匠。 【冷える】 満ち足りない日々を送る主婦が、パート先の冷凍室に閉じ込められた事から、特異体質を得る。ちょっとアメコミの悪役みたいな導入部。結末は……うーん、それまでの話を豪速球で捨てられた感じでした。 【次世代排泄物ファナモ】 これは近未来ホラーですね(迫真)。こういう意識は今でもあって、携帯電話とかスマホなんかファナモってますよね。携帯いじりながら話したり、食事したり歩いたりなんて普及前には無かった問題です。

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