K・つきひと

こんにちは。読後感を忘れないうちに改めてコメントです☆ お話の中で印象的だったのが、この間お話した『執事家系』の事とあと2つ。 一つ目が、惚れ惚れする程の美声。なのに、でも残念ながら難聴を抱えた蔵人君に、逆に理沙がメロディーを合わせてメンバーを固めてしまう凄い設定。 勝手ながら俺から見た蔵人君は、豪傑ゆえに、思うままに歌えない彼の姿に物悲しい咆哮のようなものを感じていたのですが、でも理沙の機転でそれを解決していく様子に思わず感銘。 このアイデアはなかなか出てこないと思いました。 あともう一つが、この作品のタイトル『嘘つき執事』の事。話を読み進めながら『なんだよ、宗樹は全然嘘つきじゃないじゃん!』と思ったけど、でもよくよく考えてみると、 彼の置かれた境遇『数百年も延々と続いてきた執事家系の宿命』ゆえに、心に思った事を正直に言えないって意味では、確かに嘘つきなんですよね。 だから、そんな宗樹の閉ざされた心を、理沙が開いていく…って事が、この作品の大切なテーマだと話の途中で気が付きました。なのでずっとそれを意識して読んでいたのですが。うん。確かに宗樹も理沙も生き生きと描かれてました。 タイトルに偽り無し♪ では、また次回作でお邪魔しますね~☆
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改めての詳細なコメントを、ありがとうございます♪ 僕は、ほんとーに行き当たりばったりの人間で、短編は、バッチリ起承転結を加味したプロットを書くのですが、長編に設計図はありません。 この物語を始めるに当たっても、理紗と宗樹、それぞれのキャラクターと二人の関係性以外、何も決めずに、開始しました。(→最初はバンドの話どころか、理紗の家にピアノ有り描写さえなく、彼女を傾きかけた演劇部に入部させる予定だったぐらい)  それが、ツイッターで暴走族の名前を考えて貰った辺り(物語では、理紗が初めて君去津駅に降りて、幽霊騒ぎを起こした辺り)から、ようやく総長の蔵人が目覚めて、だんだんと物語が見え始めてきま

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