たすう存在

遅くなりましたが完結おつかれさまでした。 エンタメ作品のジャンル別けが無意味であるのは重々承知の上であえて述べますと、一口にホラー作品といっても色々と分類することができます。 このフォロワーのようなオカルト系、あるいはゾンビや吸血鬼などが出てくるモンスター系や、人間の狂気を描くサイコ系、おどろおどろしい土着信仰系やスプラッタ、グロテスク系などなど。 それぞれに良さがあり、ホラー好きを公言している読者もまた個人個人で好みは別れるところかと思います。 僕の好みとしましてはこの中のサイコ系やグロテスク系にはあまり興味はなく、対してオカルトや土着信仰系は大いに好むところだったりします。 また、ただ怖いばかりではなく作品として楽しめるためには謎解き要素にサスペンスフルな冒険要素、それから友情や恋愛なども欲しいと考えている贅沢者でもあります。 もう随分と前になりますが、こういった僕の好みを満たしてくれるエンタメ小説を読みたいと、随分と探した記憶があります。 でも、世にはホラー文庫と名が付く文庫本レーベルもありますが、好みを満たしてくれる作品はそう多くはありませんでした。 もしもあの頃にこのフォロワーと出会えていれば、僕の中ではずっと記憶に残るホラー作品になっていたんじゃないかと思います。 もしかすると最近はSNSを題材とするホラー作品は多いのかも知れませんが、不勉強で最近のホラーの動向を全然知らない僕的には、このフォロワーにおけるSNSの扱いからしてまず“やられた感”がありました。 それはSNS全体をひとつの樹に見立てていること。 そもそもSNSは誰とでも繋がれる反面、なにがしかの閉塞感があります。 この作品内では利用者を高校生に限定することでさらにそれを強めているように感じました。 閉鎖された大樹のどこかの暗闇で行われている絞め殺し。 そしてその絞め殺しは伝染する……このモチーフだけでもう怖面白いのは確定しています。 本作品は映像化を目指した賞の応募作だったと思いますが、個人的には書籍で読みたいなと強く思いました。 字数の制限もありますし他の方もレビューされてますので、登場人物の魅力、ストーリー展開の妙、余韻を残す幕引きなどの面白さについては割愛しますが、ひとつだけ絶対に記しておきたいことを上げますと…… 在多さんが活躍したのが何よりの勝因だと思います←
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在田さんいいキャラだったのは賛成です(但し流星さんとセットで!
悔しいけれど、在多さんがいいキャラだったことに私も大賛成です。 あっさり死んだ人←
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在多さんはいいキャラだけど、頻繁に女装をさせられているということを忘れてはいけない。 レビューのお返しはまたあとで。ありがとうございました。
えっと、みかとたまちゃんのコメントは多数さんへの告白と受け取っても?
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間違えてはいけない! 多数さんではなく在多さんです←ここ重要(笑)
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素敵なレビュー!と感動させておきながら、在多さんの活躍に激しく嫉妬の炎を燃やす一派を逆撫でするとは…。
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惨殺組のトップバッターも十分に花形だと思います(*'▽'*)
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在多さん、あ、間違えた。多数さんレビューありがとうございました。 ホラーというジャンルに馴染みがないと思っていたのですが、多数さんに言われて、思い出してみると高校、大学の頃読んでいた作家さんは、ホラー作家という肩書きではなかったですが、ミステリー系のホラー作品を書いている方が多かったようです。 それに、小さい頃から読んでいたマンガ家さんがまさにオカルト系のホラーを描く人が多く、多数さんのいうようなエンタメ小説的な話を好んで読んできているようです。だから、頭の中のホラーはそういうものなんでしょうね。どうやら私もよくばり体質のようです。 よく映画化されているような、ただお化けが出てきて怖い!っ

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