清瀬 美月

葵さんから生み出される詩は、計算された形式で何か訴えかけてくるような強いイメージがありました。 今回の作品は、誰かに語りかけているような優しい印象。 視覚と聴覚を楽しませてくれる美しい世界観が素敵でした。 随所に見られる言葉遊びや押韻を使った反復は流石です。 『初恋』では、金木犀の黄色と鈴虫の音色が秋の色彩の鮮やかさを際立たせています。戦ぐ風の中、良い香りも漂ってきそうです。 恋を知り、愛に触れ、そして『あなたを忘れない』では、色褪せない写真と記憶で回想される様子が何とも切なくて。 恋愛詩は苦手だとありましたが、葵さんのまた違った一面を堪能させていただきました。
1件

この投稿に対するコメントはありません