岡田朔

にっこりと笑うジャック・オー・ランタンが棚をぼんやりと照らす中、同様に灯りのように暗闇に浮かび上がるテキーラサンライズの色が美しいです。 縫われた跡のある死者のように青白い手からしみだしている液体と同様に、割れたグラスからは紫色の液体が零れだし、人間ではない何か、不思議なモノの存在が感じられます。 何よりも不思議なのは、指先に触れる香水のスプレーノズル。ぴんと伸びた指先は、それに疑問を持つことを許してくれなそうにも思えます。ここは一体どこなんでしょう。 損な梅干しさんの描いて下さったラフ画から、作られた二つの短編、イメージ通りでしたか? それとも大きく異なりましたか。 秋イベントにご参加頂きありがとうございました。 損な梅干しさんならではの、雰囲気のある素敵なイラストを堪能させて頂き、沢山のインスピレーションを頂きました。

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