【コメント】

Snow Noise スノーノイズ

読み終えた途端に、虚しさと切なさが胸を包みました。冒頭から、こうだろうなとすぐに予測はたてられたけれど、その経緯を目の当たりにしていくと、当人だけにしか共有できない何かが見えて、やりきれなかった。恋愛していく上で、依存や束縛は人により芽生えてしまう感情だと思います。本当はこうしたいのに、止められない。ひどいことを言うつもりも、するつもりはないのに、心が暴走してしまう―― 甘酸っぱさ、ドキドキの裏側を教えられた気がして、そういった意味でとても心に響く作品でした。決して甘いだけではないクリスマス作品、心にがつんときました。考えさせられる作品、りあるな姿をこのクリスマスというイベントに合わせて送り出してくださった勇気、ありがとうございました。二人が今度こそ幸せになることを祈ります。

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