美森 萠

『甘い恋の、花束はいかが?』完結おめでとうございます。 大変遅くなってしまいましたが、レビューさせていただきます。 『人を好きになる気持ちと、花を食べたい衝動は少し似ている』 この美しいフレーズからはじまる本作。 作中に描かれる美しい花々の描写に、手の届かない人に恋焦がれる主人公・椿の心情が重ねて描いてあり、それがとても切なく、印象に残りました。 愛し方、愛され方を知らない雷也が、椿との出会いによって少しずつ変わっていく姿を見るのが好きでした。 特に後半、椿が書いた歌詞に触発された雷也の行動が……。 「椿、雷也を好きになって良かったねえ」って、椿の肩を叩いてあげたくなった。椿の一途な想いが報われて、本当に嬉しく思いました。 また、 見た目はちょっとごついのに、可愛い、美しいものと雷也が大好きな花屋の椿。 美しい外見に反して、口から零れる言葉は凶器のような雷也。 椿の父で、昔はヤンチャ、今は売れっ子フラワーデザイナーの太陽に、雷也のマネージャーの寒田。雷也をライバル視していて、何やら続編では結構重要な位置にいそうなKENNに、花屋の常連の田沼……。 個性豊かなキャラクター作りと、彼らの複雑な関係を、主人公二人の恋愛に絡めて描くAikiさんの手腕はさすが。 本編のみならず、サブキャラたちのその後までついつい気になってしまいます。 最後に……。 俺様KENNは好きですか? って?? そりゃもちろん、好きですよ!!w 相手の感情無視でガンガン攻めてくる傍若無人な俺様KENNが、叶わぬ恋に身をやつして、ぼろぼろになってるところが見たい← 次作、『甘い恋の、嘘をちょうだい!』では一体どんな恋愛模様が描かれるのか……。 KENNに注目しつつ、連載を追いかけたいと思います!
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みもりんさーん( ;∀;)! クリスマスイベントで忙しい時にありがとうございます!! わぁぁぁ。雷也がなんとか受け入れられて貰えて良かったです。 私の書く攻めの中で一番包容力がなく我が儘で子供っぽくて(以下略 KENNが太陽に振り回されて、ちゃんと恋愛をしる過程ははやく書きたいです。でも緑もKENNも幸せになるかな← お忙しい中レビューありがとうございました( 〃▽〃)
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