「ぼくは死んだ後に想いを伝える」、読み終わりました。既にレビューを前回書いてしまったので、改めまして読了後の感想を、こちらのコメントの方で書かせて頂こう、と。もうとにかく、読んでてズクズクと胸にくる様な心地がして、青春だ青春だと思いながらも、もう死んでるんだよなぁ……とまさに言葉に言い表し難い絶妙な読感を与えてくれる作品でした。「感動した」、と声に出して言うような感動では無く、静かに読み手の感情を動かす感動をじわりと、しかし着実に与えてくれる所がもう。すばらしいの一声です。大好きです、こういう作品。ぼろ泣きするわけではなくとも、気付けば目元に涙がじんわりときてる感じにグクッとやられます。あとがきの方でもおっしゃられてましたが、視点を変えると新しいものが。すなわち今回の話しで言えば、幽霊視点なら面白い、というのは、まさしく。  死んでからも、というよりもう死んでしまったからこそ描ける、これからの三人と、残った二人の関係性。儚さとせつなさがありつつも、その中に幸せの展望を見出す流れには、おもわずほろりときました。 「死んだからこそ、幸せに」そんなモットーを掲げる、姿形も見る人によって変わるワールドワイドなないしょ好きさんが、物語の起と終盤の転→結に向けての場面で進行役としても出てきましたが、もしかしたらこの人物(存在)も、ずうっと前に似たような経験をして、死んでから幸せになれなかったか、それともなってるからこそ人の後押しをする役割をしてるのかなとか色々と妄想するくらいには、物語に入り込んでました。  長々と。  本当に素敵な作品で、まさに良作でありました。このサイトを通じて、読ませて頂けたことに感謝です。  新作の方も、流石の文章力。物語がどうなるのか、楽しみにしております!
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わざわざコメントまでいただき、ありがとうございますっ! まず、お読みいただき、ありがとうございました。 そこまで言ってもらえると、逆に恐縮なのですが、楽しんでいただけたのなら、作者としてはこれ以上のことはありません。 これからも、作品の方を更新していきますので、引き続きお付き合いいただけると幸いです。m(__)m

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