両性類

遅ればせながら、レビュー返しさせていただきます! 技術に関しては自分から言える事はないと感じましたので、感想をたらたら書いていこうかなと思います。 まず、レベルが高い作品でした。相互レビューで投稿作品をけっこう読んできましたが、素直に先が気になります。あと、言葉選びが秀逸で読む手が止められた事がほとんどなかったです。 さて、ここから内容について触れていくのですが、これはジャンル詐欺ですね。ホラーとあったので少し肩透かしを食らいました。 特に最初の山突入のシーン前後くらいまではゴーストバスターズもので、毎章ばったばった悪霊退散させるのかと。 と思えば、そのまま帰って続幕。読者としてはここで1つくらいアクションが欲しいところです。 ですがこの作品は青春ものですよね。 藤子のめんどくさい感じが青春だなぁとニヤニヤ、ハラハラさせていただきました。動機などが分からない描写は自分にはなかったです。年上に憧れる女の子が好きというのも起因してますが。 次にホラーパートです。現時点では、赤黒い人影のシーンが唯一そこに当てはまりますかね。 ここは緊張と藤子の不安がよく描かれていたと思います。この辺りが一番面白かったですね。 他の木目、靄、蛇などは藤子の反応のせいもあり、ファンタジーっぽく感じました。自分はそれはそれで好きですが、ホラーではないです。 もう一つ大きなファクターである【彼】の存在。 良い物語の潤滑油になってます。藤子は正直難しいお年頃なので、彼の合いの手や交代はテンポを良くしてくれてたかなと感じました。 反面、テンポを悪くしてたのは唐突な藤子の回想。回想、時間軸移動はテンポを悪くする大きな要因です。 ストーリーの進展は0なので斜め読みなどをしたくなります。 もちろん、カタルシスに影響するので消せ、とは言えませんが、テンポが落ちたのは事実です。 若輩者が偉そうに長文を書き連ねましたが、素直に先が気になります。 改稿よりも、まず完結を見たいです。楽しみにしてます!
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こんにちは。 すごく丁寧なレビュー返し、ありがとうございました! 参考になります。おおっと思うところと、やべっと思うところと(笑)。 ジャンル詐欺 ですよねー。その通りです。やべっと思いました。 確かに、一番近いのは「青春・友情」でしょうか。それか無難に「ファンタジー」か「ライトノベル」ですね。ジャンルについては、あまり気にしておりませんでしたので、ちょっと考えてみたいと思います。 回想について 回想形式が好きなので、そういう書き方が癖になってしまっているかもしれません。 確かに、時間軸ごと過去に飛ばすより、思考の中で振り返る程度の書き方でさらっと触れた方が、読者さまには親切かもしれません

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