その事件。飽くなき人為か、はたまた怪奇か。とある姉妹の、日常空間の中に訪れ、ひたりと忍び寄る『ナニカ』。気付き。恐れ。首を、捻り、振り返ってしまえば……あぁ、貴方はもう――ニゲらレなイ。 103ページまで読みました。注目する人物の視点変更による場面の流れ、ストーリーの描き方、何が起きてるのかを、掴ませようとして掴ませない、継続するナゾへの恐ろしさ。ホラー小説、全く読んだことが無かったのですが、この小説は素直に面白いと感じました! 誰が、ナニが『犯人』なのか分からない不安感は継続中ながらも、誰が犯人かのあたりは読み進めていくたびに自分の中で二転三転。人為か?怪奇か?それとも、怪奇の人為か、人為の怪奇??謎の謎。ホラーでありながら、その想像の余地はミステリー小説のような悩ましさをも含ませ、楽しませてくれます。意図してるのかは、分かりませんが、それが、読み手を飽きさせない仕組みになってるようにも感じられました。 また、登場人物。姉の由香と、妹の由紀の二人がセットの時の微笑ましさ。由香さん、可愛いぃぞ!!由紀、100回に1回は、ほんのすこしデレてやってくれ!と別のところで変にヤキモキしてくる感があって、これまた楽しい。香奈も、その他の登場人物(由紀由香含む)も一味あって、それがまた、より一層今後が恐ぃ( 後の展開が更に気になります。 全てが明かされるまで、出来れば読み切りたい。面白くもヒヤリとさせてくれる、良作であります!どうか、更新ファイトっす!

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