木尾荷 悠

 辛口批評場より。50ページほど読ませてもらいました。  始めに言いたいのが、  展開の進め方がかなり上手です。逆にこちらが参考になるぐらいに。特に最初の回想(ローグ)の始まり方、終わり方、共に秀逸でした。  ただ、それだけにもったいないのが、話によって同じ表現が密集している所が要所要所に見られる所です。じっくり読んでいるとやはり、少しだけしつこさを感じてしまうんです。  そして、三人称なんですが、話の進み方がミハエル中心のミハエル視点過ぎるな、と思いました。  話の進み方にはそこまで何も感じないのですが、主人公がいる場面でミハエルの思考描写ばかりなのは少し良くないかなと。もう少し主人公以外の思考を地の文で客観的にしてみるといいかもしれないです。  以上。  全体的にレベルが高い作品でした。これからの展開次第で化けれる物になると思います。頑張ってください。
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きおにゆう様、レビューありがとうございました。 辛口批評で、まさか褒められるとは思っても見ませんでした。 凄い嬉しいです。 表現の選択肢が乏しい点は、自分でも痛感している点です。 ここは経験の差が如実に出ています。 地の文で客観的に……この言葉を意識して続きを書きたいと思います。 貴重な時間を私の為に費やして頂きありがとうございました。
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「ダメな所を言ってるだけじゃ直らない。良い所も言って初めて直る」んです。  ……ごめんなさい、適当言いました。でも悪い所を直すだけじゃなくて、良いところを伸ばして初めて良作になる。僕はそう思います。  作者にはそれぞれ味があります。灰汁を除けば、より味は引き出されます。その味がいいか悪いかを決めるのは読まれる人の舌に一任されますが、引き出さなければいいも悪いも分かったもんじゃないんです。  びつちさんが自分の味をうまく引き出せるよう、応援しています。

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