星奈

おはこさんの作品はデビュー時から知っていますが、文章に凛とした美しさがあります。 「マテリアルガール」は特にその美しさを十分に発揮された作品だと思います。 使い古されたありきたりな表現を避け、独特の言葉の選択でもって情景と心理を描いていくさまに、強く魅入られるのです。 特に朔が真白に惹かれていく過程で、好きだとか愛しているだとか忘れられないだとか、そういう直接的な感情表現は最後の最後まで出てこないのに、彼女の存在が彼の中で確固たるものになっていく、その過程の描き方は見事だと思いました。 独特の表現方法を駆使して、透明感の高い作品世界を創りだせるおはこさん。 これからの作品も楽しみにしています。
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