西円寺八市

こんにちは、八市です。 エッセイ読ませて頂きました。 なんか、褒められすぎるとこそばゆいですな! 作品が殆どバストショットなのには理由があるんですよ。 ご存知のように、私の作品はアナログです。 用紙サイズもB5~F4を主に使用しております。 頭の先から足の先まで描きますと、かなり細かくなり、ペン入れの際につぶれたり、パステルでは着色し難いというのがひとつ。 あとは、「目線」と「手」の表現に重きを置いているため、下半身は必要無し、ということです。 その為、時折無性に足を描きたくなるんですな~。 昔は、私も皆が描いてるようなキャラ中心のイラストを描いていましたが、自分の描きたいものはこれではない事は明確でした。が、その頃は、今のようなものを描く事には到らなかったんです。 十数年、絵を描かない日々を過ごしたおかげで、絵に対する様々な固定観念や既成概念が取っ払われたのか、今ようやく自分の表現法に巡り会えたと、そう解釈してます。 私は人物も画面を構成する装飾の一部分と捉えています。 キャラ絵を描いているわけではないので、キャラを引き立たせると言う事は考えておりません。 「画面のどこに人物を配置するか」ではなく「体のパーツをどこに配置するか」なんですよ。 極端な話、頭と手が描ければそれで良し!そんな感じです(笑。 ですので、人物のデフォルメは厭いません。首はいつも長いですしね。 手の表現もそうですが、あと「目線」にも重きを置いてます。 構図の雰囲気や取り上げた神などの性質だったりどのような場面を想定しているのか、それらを踏まえて目線を決めてます。 偶にこちらを見ているようなものもありますが、微妙にずらしてあります。 遠近感や光源も皆無です。 私の表現法には不必要なので。 パースだとか光の当たり方だとか人物のデッサンだとか、皆が必死に考えてる部分を一切合財捨て去った絵描き人ですよ、私。←もう、ただの駄目なヤツ(笑。 あと、よく「リアル」だと言われるんですが・・・絵柄でそう思わされるんでしょうかね? まったくもってリアルでは御座いません!と断言しておきます(笑。 この度は、人気もクソも無い絵描き人をエッセイのトップに持ってきていただき、誠に有難う御座いました。 長文、失礼いたしました。
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なるほど★ こうしてご本人の解釈をいただけると、 やはり八市さんがトップバッターで良かったと改めて思います! しっかりとした主義主張を絵に反映されていて説得力がある・・・ それが素晴らしいです。そういう方は少ない気がするので。 本当はもうちょいページを割きたかったんですが 百聞は一見にしかず、 ということで説明過多にならないようにおさえたつもりです(^_^;) こちらこそ、ありがとうございました(^_^)

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