櫻花 葵

棘の心花が咲き 世論の風に揺れるよに 次第に香り無くしてく 取り残された感情は 鉛の様に沈んでく ギュッと強く握りしめ 開いて崩れた隙間から 流れ出した流れ星 想いを語る時もなく 無情に燃え尽きアザとなる 暴れた旋律潰すよに 壊れた紅い掌を 赤の他人に擦り付け 満足感に浸っては 馬鹿な面して知らんぷり 所詮この世は明け方に 全ての業を照らしだし 疲れた影を踏みにじる 遅れた人を置き去りに 麻酔射たれた感覚と 似たり寄ったり立ち眩み
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