エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
コメント
O'zworld E.C
O'zworld E.C
2015/4/7 19:55
目が覚めれば笑う君がいる 夢を見ながら願う僕がいる 秋の木枯らしに吹かれる髪 神凪の娘の君の面影 ふっと思い出す度 昨日の夢の扉を叩き 思考もあの日の君を探し 溢れ出る思い出をこの胸にしまい込んでは また夢を見る あの日の君に会いに行く 黄金染まる世界 実り深く描く手が探す鮮やかな色 囁かな血の ただ確かな贄 その身微かな陽へ この地その終わりまで駆け 短いこの季節にだけ刹那見せる光と影 明日も知らぬままかける この無責任な言葉すら 水面に映る世界 連れて行けたなら 振り向かないまま駆ける 手を握って どこかへ 刻み込まれたこの胸の痛みと 縛り付けられたこの身のしがらみ がんじがらめの未来さえ内包した笑顔 疑い問いただし邂逅した悄然の答えに お互い差し出した手を取る その先に 君を連れ出すことが出来ていたなら 君を失わず 明日 迎えることができたはず 数々の後悔と解答の螺旋から解放されることも許されず 現実と幻想の狭間 一人きりただ 彷徨うから 色褪せない思い出を抱きしめたまま 豊穣の雨が降る 君はもういない 明日も知らぬままかける この無責任な言葉すら 水面に映る世界 連れて行けたなら 振り向かないまま駆ける 手を握って どこかへ 色抜け落ちた世界 色鮮やかに描いて 夢に落ち見る世界 恵の為の犠牲 繁栄のための贄 二人別つ運命 ただ出鱈目 掲げ 理と定め 楔打たれた身を捧げ 火は勢いを増す 共に絆を断つ 照るあの陽が眩しい 月日は流れる 君と見た景色が廻る 時間はあの日に止まったまま 想いだけが巡る もう一度巡り会えたら 思い出の笑顔が胸を抉る 理想の実り得て祝福の宴 歓喜と賛美を唄う輪の中 また 風の残り香に君の姿を映し出す この無責任な言葉すら 水面に映る世界 連れて行けたなら 振り向かないまま駆ける 手を握って どこかへ
いいね
・
1件
コメント
この投稿に対するコメントはありません
O'zworld E.C