二屋

重い内容ですが、読ませる力のあるお話だと感じました。 また、文章のひとつひとつに、個性を持たせよう、ありきたりではない表現にしよう、という意思を感じたように思います。すごく丁寧に書かれた作品だなと。 楓が、「かえで」と呼ばれることを何度も何度も訂正する。「ふう」と呼ばれる=「ふう」になること=愛されることというのが強調されていて、辛いですね。 ストロベリーポップキャンディ=偽物の苺味を大切に思う、というのも皮肉が効いているなと感じました。 心に残る作品でした。

この投稿に対するコメントはありません