宮澤 子建

女神をあえて裸体で描くあたりは、どちらかというと西洋絵画的なのに、しっかり和のテイストを感じるのは何故だろう・・・と、この作品をみて考え、たどりついたのは、手前でその存在感を示す「鯛と俵」にあるのだろうな思いました 恵比寿様の鯛のように、日本人にとって「鯛」は縁起物として切っても切り離せないもの 米俵はそれこそ稲作文化を持つ日本のイメージの象徴ですしね この2つがあるだけで、日本の神をイメージしてあることに納得が行くのと同時に、既存の日本神話の神像にはない新しいデザインが盛り込まれていて、目が引きつけられました 自分は正直、パッと見の図像からはギリシャ神話的なイメージ、色彩からはインド神話的なイメージを受けたので、凄く斬新なデザインに思えました 裸婦像が西洋的だし、色鮮やかな色彩はインドやタイに見られる神の図像を彷彿させる それでいて和を前面に押し出したアイテム 単純なようで奥が深いなっていうのが感想です^^
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稲作と日本は深い繋がりがありますからね(^O^) 鯛はメジャーですね下の盃も幸を受け止める意味があります(^O^)

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