吉田安寿

 何かと不幸。ここぞという大事な時にいろんなものを壊して失敗してしまう、主人公の鴨脚柚彦(イチョウ・ユズヒコ)君。う~ん、難しいお名前(笑)これはどこかある土地柄限定のお名前ですかね?初めて聞きました。  さて、鴨脚君。名前は珍しいけど、至って冴えず、高校に入学して10月になろうというのに、友達ができなくて、夢見た高校デビューがまさかの失敗?と焦っております。  表向きは無口?と見られている彼ですが、心の声はまぁ~おしゃべり!!(笑)それがまた独特で、ちょっと世間を斜に見ていて、おもしろいです。 仲の良い男女を見ては「くそ、リア充かこのやろう」と毒づき(笑)  その心の声がついうっかり現実の声として出てしまうところは笑いました。自分で机を殴って「うん、イタイ」(笑)  クスッと笑ってしまう心の声がグイグイ物語を引っ張っていくので、拝読していて飽きませんでした。  鴨脚君は、自分がダメな子のように感じているようですが、過去に実行委員で挨拶を任されるあたり、決してそんな子ではないようですね?、話しかけてきたクラスメイトも同じようなことを言っていますし。  どうしても高校生くらいの時は、他人と自分を比べて、自分のポジションというか、優劣を決めてしまいますからね。鴨脚君も、勝手に自分の評価を低くしているのでしょう。そんなことないよ!いいやつだよ!と教えてもらえるストーリーなのでしょうか。    さて、気になりましたところは、誤字・脱字が少しばかりありました。これは、私もやってしまいますが、一人称でノッて書いているとついやってしまうんですよね。お互い気を付けましょう(^^ゞ  「ものっそい」という言葉が出てきますが、これは方言ですかね?わざとでしたら申し訳ありませんが、最初意味がわからなくて戸惑いました。おそらく「ものすごい」という意味でしょうか?注釈をつけた方が良いかと思いました。  あとは、状況描写が少ないかな、という感じがします。(先輩たちに会うシーンなど)。ギターの音色などは、比喩を織り交ぜて表現されると印象的なシーンになると思います。  幼馴染みの生瀬さんとのこれからも気になりますし、章タイトルがイタリア語?なのもきになりますし、星野さんの言葉のチョイスがユニークでセンスがあるので、続きが楽しみです。  更新頑張ってください!
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