thruu

どうやってレビューを書こうかと悩んだのですが、イベントやサークルの趣旨は『理不尽』にレビューをすると決めていました。 なのでこれは、一読者として、素直に思ったことです。 まず、1ページめから慇懃という言葉が分からず、つまづくという間抜けことになっていまして、結局調べたところ、なるほど!と、ひとつ賢くなったような気持ちで読み始めました。 こんなのがレビューしても大丈夫だろうかとビクビクしつつ、なんだか難しそうだぁと先入観を持ったまま読み始めました。 けれどそんな心配は無用でした。すすっと読めてしまう。 それは、すべての流れが自然で、心情や情景が感じられて、知らないうちに引き込まれていたからでした。最初に感じた難しそうというイメージは、すぐに消えました。 読み進めると、あの事件を題材にするなんてと、驚きましたが、あれだけ騒ぎになったこともあって、おお!と食いついてしまう。 率直な感想は、もっと読みたい。というのが正直な感想です。 最後の1ページの手前になって、次のページで終わりだと知った時に焦ってしまうほどでした。 そう思うのは、思っていた以上に引き込まれて、感情移入してしまったからだと、しばらくしてから気がつきました。 そして最後の主人公の心情にはどきりとしました。私には考え付かないという思いと、そういう考え付かないことを目の当たりにするのは、面白いということをあらためて感じたからでした。 読み終わって、まだ余韻が残っているのは、読みながら情景の中で様々に現れた『青色』が私の脳内に残っているから。 この感想を考えるときは、青灰色や、リボンの水色や蒼白い月の光や、そんな色を思い浮かべながら書いていました。 作品の構成や、文章や、題材、ラストまで、少しの無駄のない完璧さに、すごい!という以外に言葉が見つからないのです。 他にも書きたいことはあったのですが、まとめられそうにないので、レビューはこれにて終了です。 あらためまして、イベントの参加ありがとうございます!とても勉強になりました!
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thruuさん お返事、大変遅れましてすみません。 拙作へのご高覧及びレビューどうもありがとうございます。 こんなに高い評価で恐縮です。 「理不尽なレビュー」ということで、手厳しいダメ出しが並ぶ状況を想定していたので、驚くと同時にとても嬉しいです。 「慇懃(いんぎん)」という言葉はそれ自体には否定的な意味合いはありませんが、「慇懃無礼」といった言い回しに使われるせいか、どこか義務的で冷たい印象があるので、冒頭では使いました。 これに限らず、ホテルのフロントや飛行機の客室乗務員には、そこはかとない冷たさを覚える瞬間があるので、劇中のような表現になりました。 それはそれとして、STAP騒
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丁寧なお返事ありがとうございますヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ 私のほうこそお返事遅くなってしまいました。。。 私も吾妻さんにお返事書きたいのですが、長文になってしまうので、また後日伺います(*´艸`*)お休みになったら必ず!

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