吉田安寿

 ゲーム、そして映画化もされた「バイオハザード」、アメリカの大人気ドラマ「ウォーキング・デッド」をこよなく愛する尾花ですので、ゾンビ物はとっつきやすく、また大好物でもあります。  さて、どうしてこのお話の世界でゾンビ化する現象が起きたのかは、おそらく他の話で書いていらっしゃると思いますので、そこは譲るとして。な、なんと、喋って、思考するゾンビ!!\(◎o◎)/!これは斬新です。  ゾンビと言えば、「唸りながら人肉を求めて襲ってくる、話の通じない相手」が普通でしたから、当初そういう「普通のゾンビ」だった二三君が、ちょっとしたきっかけから人間だったころの記憶を少しずつ取り戻していく様子が面白かったです。それをパズルのピースに例えているのも巧い。  気になった所は、まず、句点を打つべきところが読点になっているところでしょうか。  やはり句点をうつことで一つの文が完結するわけなので、拝読していて落ち着かない感じがしました。  あとは、ゾンビではない人たちのセリフが少し淡々としている印象を受けました。  たとえば、P21の大島さんのセリフ「え、ゾンビ、先輩冗談は止めてください」ですが、これではとても平坦で、驚いている様子がうかがえません。 「えっ!?ゾンビ!?先輩、冗談はやめてください!」などと、感嘆符や疑問符を用いることで、生身の人間らしい、イキイキとしたセリフになると思います。  これは演出でしたら申しわけありませんが、「此の」とか「彼奴等 「此奴等」など、難しい字と言いますか、普通はひらがなを用いるところを漢字にしていらっしゃるところです。  たとえばこのお話が明治時代などなら、「彼奴等」なんて言い方はクラシックな感じがして良いと思いますが、このお話は現代か近未来のお話でしょうから、ちょっと違和感があると思います。  あとは、地の文の状況説明になると「~した」「~だった」と「た」で終わる文が多いことです。どうしても単調になってしまうので、意識して「~である」や「~だ」の他、倒置法なども使われるとリズムが良くなると思います。  とにかく二三君がゾンビとしてどんどん変化していっているので、最終的にどうなるのか気になります。ベジタリアンなゾンビ…面白いです。  更新頑張ってください!
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お晩でございます。 レビューだけでなくファン登録ありがとうございます。 レビューで指摘された箇所、もうほんと御指摘通りです。 特に、「~た」の部分、自分でももっと違う言葉にしたいのに、浮かんできませんでした、倒置法勉強させて頂きます。 他の御指摘頂いた部分は投稿段階で修正します。 「~た」は、投稿公開を優先するか、修正を優先するか悩んでいます、やはり修正してから公開の方が良いですか、御意見お願いします。 ゾンビ化の発生状況は、「故郷へ」の戦友の章に、発生場面は「棚ぼた」に書いてあります。 ありがとうございました、失礼いたします。 m(_ _)m
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ご丁寧にありがとうございます<(_ _)> ご相談の件ですが、修正はとりあえず後でもよいのでは?と思います。 後程携帯で通しで読んでみて、その都度気になったところを修正されるのが良いのではないでしょうか? 私はいつもそうしております。 「故郷へ」「棚ぼた」も拝読いたします。
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