清瀬 美月

さて、どうしましょう。 ゆゑきゅん部部長、きゅんの伝道師、都市伝説ピノコこと、―― 遠藤さや部長のバレンタイン企画、ホワイトデー編。 『青春★ナインティーン』!! 多数さんのバレンタイン編にしっとり浸っていた、私。 さあ、どのシーンから、―― どんなふうに始まっていくのかなと、それはもう楽しみにしていました。←フライングきゅん。 『恋愛数式』ファンの皆さまならご理解いただけると思うのですが、遠藤氏の作品には湿度があります。 すーっと心に沁みていくような、切なくて癖になる心地よい湿度です。 冒頭のシーンからしてもう、バレンタイン編の続きをそのまま読んでいるのではないかと錯覚してしまうくらい、一二三ちゃんと六三四君の距離感が素敵です。 淡々とした日常の中に、愛しさも切なさもひっくるめて、――。 思春期の頃の時間の流れって、女の子よりも男の子の方がゆっくりなのかな。 もどかしさもまた、六三四君の優しさ、男気を感じられて、――。 六三四、漢!! ストーリーの伏線回収は勿論、読み手を楽しませてくれる細やかな手法は流石だなと思いました。 (まさか、あのホラー大賞にも登場するあの人が出てくるなんて!) そして、実は私の中でもきゅんのツボだったのが、六三四君と朱理君の友情です。 いいなあ、朱理君← シーンごとに登場する人物がとても魅力的に描かれていて、ストーリーに深みを与えてくれています。 そして、中盤、――。 キュッと突き刺されたような痛みに、やっぱりきゅんの伝道師は違うなと。 これ以上はネタバレになってしまうから言えない(;´∀`) そして実感するのです。 きゅんは奥深い。 きゅんとは、―― 形式ばって与えられるものではなく、それぞれ独自の感性で感じるもの。 読了後の余韻の中で、―― くうううっっと締め付けられるような、そんな上質のきゅん。 何度も読み返したいなって思わせてくれる、この作品に私は出会えて嬉しいです。 ありがとうございました。
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ゆゑきゅん部副部長、都市伝説☆ピノミこと、清瀬美月さん。 『青春★ナインティーン』に素敵なレビューをありがとうございます。 実は六三四と朱理の友情は、今回とても力を入れて書いた部分でありました。それをしっかりと感じ取っていただけて、すごく嬉しいです! さすが副部長(*´艸`)ラブ 今回はジュークの世界観を壊さないことや伏線回収に必死で、きゅんを全く意識せずに書いたので(きゅんイベントなのに…)、きゅんがあってホッとしましたε-(´∀`; ) きゅん…奥深いですね。 漠然としていて形がないのに、確かにそこにある…。 これからも、ゆゑきゅん部として共にゆるゆるときゅんを追求して行きましょ
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