autumn

タイトルに怯み包丁はキラリと光るタイプの物か、それともいぶし銀のようにくすんでいるのかとバカな想像をし、 繰り返し復唱することで何故か、 ラノベのような軽いタッチに思えてくるから不思議でした。 キラリの恐怖とくすみの鈍い傷みのような感覚が遠退き そこから物語の中へのめり込むように文字の羅列を追い、これは2度ではなく3度美味しい作品になりそうと思いました。 お話の早い段階で犯人が判るように構成されてるので、読者はありとあらゆる想像のなかで二転三転させられます。 ストーリー展開から興味をそそられ全く飽きさせず、キュンも生息してます。 御堂島とあかりの二人の会話が軽妙な応酬で暗い部分も重すぎず また、物語の進行役であるあかりの論理的思考は且つ哲学的な要素もあり、それが物凄く私好みで高波に乗ってるような感覚でした。 途中、あの日、御堂島さんが屋上に上がった理由に気付き、 彼の抱える闇も含めて、あかりも知らない二人を結ぶ絆のようなものが読者の気持ちを盛り上げてくれます。 謎解きに、あ!なるほど~そういうことだったのか~っと悔しがりながら更にお話の加速度は増していきます。 そして、何より危険を顧みず犯人の心情を汲み取ろうとするあかりのやさしさに癒されます。 決して軽い文章では有りませんが、それを全く感じさせない書き手の巧妙さや力量に驚かされました。 最後の数ページは終わるのが残念でチビチビと読み進めました(笑)
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オータムさん、最後まで読んでいただいたうえ、嬉しいレビューをありがとうございました! スターも戴きまして、ルンルンです~(´∀`*) ほんとはこれ『オフィスラブを死神と』というタイトルで、サブタイトルとして『札束抱えた~』だったのですw けど、エブでは文字数制限ですべてが入らず…… なぜかサブタイトルである『札束抱えた~』の方をタイトルとして選びました。 オフィスラブを書くつもりがミステリーになったという代物です。 あかりの思考に同調して戴いたのですね♪ 嬉しいです。 ちょっとマイペースなところはありますが、一本芯の通った子、なにより善意を持った子にしようと思っていました。 御堂島との絡み
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