【コメント】

幾つかの夜、幾つもの朝　第一話　prologue 　忘れ得ぬ一夜　【無料】

完結おめでとうございます。作品を色々読ませていただいていますが、美森さんの書く恋愛小説では『夜朝』が一番好きです。というか、好きになりました（笑）。時間を丁寧に積み重ねて、さりげない会話ややり取りを、惹かれていく理由にしているのですが、それがこの物語の持つ雰囲気と合っていて、とても良かった。やはり通常はどん、と説得力のあるエピソードを挟んだりするのでしょうが、それが無いにも関わらず、穏やかな時間の積み重ねが、読み手にははっきりとした『惹かれていく理由』として感じられるように書かれている。筆力があってこそ可能な書き方であり、これが作者様の持つオリジナリティなのかな、とも思いました。ストーリーでは、後半部分の更新が特に楽しみでした。胸が苦しくなるような選択、それを通して彼女が得るもの。自分と向き合うことの出来るようになった彼女が、最後に選ぶもの。作中の見せ場となるシーンは、何度読み直しても、そのたびに胸にこみ上げるものがある。後半部分に差し掛かったら、お手元にハンカチのご用意を。書籍だけではなく、映像としても良さそうな作品。恋愛小説を探している方だけではなく、普段恋愛小説を読まない方にも是非お勧めしたい一冊です。

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美森萠 2015/6/9 23:01

Satoriさん、『夜朝』に素敵なレビューをありがとうございました。この作品は(いや、どれもそうかw)Satoriさんの存在なくしては、書き上げることも、ひょっとしたら生まれることすらなかったかもしれない。毎回言ってるけど、本当にいつも背中を押してくれてありがとう。『夜朝』が一番好きだと言ってもらえて、こんなに嬉しいことはありません>< 今回は特に何か大きなきっかけがあるわけではない、一緒に過ごす時間を重ねるうちに高まる恋心を描きたいと思いました(理由は前にも言ったとおりw)。小さなエピソードの積み重ねなので、読者さんから見て涼香が恋に落ちたわけ(和史も)にちゃんと説

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