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飼い猫と、番犬。【完結】
美森 萠
2015/6/16 13:28
完結おめでとうございます。一年三か月もの長期間に渡る連載、本当にお疲れさまでした。私は連載途中からこの作品の読者となりましたが、読み始めてから最新更新分までは一気読み。それからは毎日総ちゃんと蒸さんの二人にドキドキさせられっぱなしでした! 物語の主軸は主人公二人の恋愛関係にありますが、幕末、動乱の時代を生きた彼らの姿――時代の流れと共に思想を違えてしまった仲間を前にしての葛藤や人を鬼に変える戦闘、それらがまるで嘘のように和やかな笑いに溢れた日々など、がしっかりと描かれていて、非常に読み応えがありました。 また、沖田の目を通して描かれる季節の移ろいや京のまちの風景がとても美しく、彼……の心情と重なって、全てを愛おしく感じたり、時には切なくなったり……。 旭さんの多彩な表現に、幾度となく胸を打たれました。 章タイトル毎に挿まれる、作者ご自身の手によるイラストもこの作品の魅力の一つ。彼らの表情などから今後の展開を自分なりに予想したりして……。その章を読み終えて、「このイラストはこういう意味だったのかー」と一人で作品の世界に浸ってはにやにやしていました← 二人の行く末は、現在の価値観で考えれば決して幸せだったとはいえないかもしれません。しかし、それぞれのラストは穏やかな愛情で満ちており、やはり彼らは幸せだったのだ、と思います。 どうか今生でも幸せに。旭さんが物語の最後に書いてくださった粋な演出に、そう願わずにはいられませんでした。 素敵な作品を読ませてくださり、ありがとうございました。
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東雲 旭
2015/6/16 18:38
美森さん!!(゜ロ゜*) わーレビュー有り難うございます!!嬉し過ぎる( ;∀;) 歴史カテ……ということで、物語は現代とは違った世界が舞台。 通りには木でできた屋根の低い建物が並び、空には電線もない。 舗装されていない道というのは雨が降るだけでもその匂いも表情もガラリと変える。 辺りを包む世界観も違えば価値観も違う。 そんな当時の空気を少しでも感じてほしいなぁと思いながら書いていましたので、そんな風におっしゃっていただけてとっても幸せです! イラストでも楽しんでいただけたみたいで嬉しい(*^_^*) 初めは挿絵は邪魔かなーとか思ってたんですが、入れて良かったなぁと思えました。
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