アルストロエメリア、切れてしまったスピンの端。  そして、花にふわり・ふわり寄せられる蝶の美しさ。  世界観がくっきりと、しかしどこか夢見心地にたゆたう学園小説が始まりました。 《さっきよりも少し、空が夕陽色に染まっている気がして》という一文は、放課後の教室で、図書室で、花壇脇のピロティで、待ち時間に小さな文庫本を開いたことのある方ならきっと「上手いなあ」と感嘆することでしょう。  花の香り、本のページの行間。  それらを介したふれあい。  個人的には、サバイバル・ゲーム部がある学校には是非とも入学してみたいと思います(^O^)

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