森永ピノ子

辛口批評イベントからきました。 とりあえず64ページあたりまでの感想で気になったところをあげます。 良い点: 純文学的な文章で、十代の子でも読めるラノベになっている。 難しい漢字を使わず、選り分けている。 比喩が上手い。 なるほど、編集者もそこまで口を出さないと思いました。 改善点: 導入部は悪くないのですが、一ページから十ページまでの陵辱シーンは少し短くしたほうがいいかもです。 主人公(ヒロイン)が登場する盛り上がるシーンまでが、若干冗長に感じます。 起からすぐに転に向かったほうがいいかな。 そっちのほうがテンポが良いと感じました。 あとは最初のバトルシーンが終わったあとの日常シーンの問答。 ここも圧縮し、次のシーン、次のシーンと読者にページをめくらせた方が良いと感じました。 せっかく作った地の文=サンですが、彼は文章を煌びやかに飾ることだけではなく、 次に次に読者を促す役割も担っています。 うわー、すごいなと思わせる文章力は、確かに持っている。 あとはそこに今後どんな展開になるのという『期待』を抱かせられるかが勝負だと思います。 魅せる部分は魅せ、魅せなくていい部分は次を促します。 そこのバランスを調整することで、面白い物語を描けていけると思います。 ちなみに童子切り(童子切り安綱)ってことは、相手は鬼なのかな? 朱点童子の首を切り落とした太刀だし、そういった部分を匂わせるのは◎です。 そういった部分が重要だと思います。 十分に良い作品だと思いますので、これからも頑張ってください。
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