うのたろう

【財布を拾いました(後編)~「うのたろうのおしゃれ雑記」/_novel_view?w=23613856】 うのたろうです。 財布拾ったんです。 ちびっこの。 なのでいろいろ頭をめぐらせました。 が。 電話番号も住所もありません。 お金はそこそこはいっているようです。 これ、ちびにとっては大金です。 っていうか、ぼくの財布より中身はいってね? ぼくのなかの案はいくつかあります。 ①おそらく近所だろうから自力でその家を探す ②図書カードがはいっていたから図書館に届けてそこから連絡してもらう ③その道を通学路にしている小学校に届けて本人にわたしてもらう まあ、ざっくりと3つの案が浮かびました。 ①は正直、現実的ではありません。いくらめずらしい名字といっても、住所や電話番号もなしに自宅を発見するのは不可能です。 では、②は? これは時間的にアウトでした。 もうすでに19時をすぎていたので、図書館はしまっています。 ぼくのような信用のできないおとなが、拾った財布を一時的にでも自宅に持って帰ってしまってはいけません。 できれば、その日のうちに解決したかったのです。 なら③は? 名前があるから学校側はその生徒がいるかいないかという判断ができるのでしょうが、果たしてそこまで学校側に気がまわるのか? 昨今のくだらねー個人情報ウンタラで妙に警戒されちゃいそうです。 困った。 困っておりました。 そんなことで悩んでいると、たまたま弟が通りかかりました。 で。 声をかけられました。 なにやってんだ、おまえはと。 いやまあカクカクシカジカと。 なるほどと。 で。 協議した結果、弟にあずけることにしました。 とりあえず警察にいってみる、と。 まあ。 そうでしょう。 おせっかいなくせに信用ならないぼくが持っているよりよほどましです。 で。 今回は弟に一任することにしました。 その日の夜に結果をききました。 どうやら交番に届けたようです。 で、けっきょくオマワリサンに預けることになったそうですが、やはり警察から連絡はしてくれないようです。 やっぱり、自力でなんとかすればよかったかななんて今でも思っております。 ちびっこ、ちゃんと財布のことで警察に連絡をとってくれていればいいけどな。 そればかりが気がかりです。 うーむ。 おせっかいだと、どうにもこうにもこういうときの後日談が気になってしまいます。 そんなこんなでこれにて本日ちゃんちゃんです。
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