同じ痛みや苦しみ、それからほんの少しの「喜びの共有」。  これらが優しく切ないハーモニクスによって、昼下がりの四季折々の木漏れ日の《カノン》を奏でる、そんな作品です。  どうしても内向的にならざるを得なかった二人を、言葉や仕草以上の心音が伝わるように共鳴して行くさま。それが、痛々しい程美しいのです。  靴下だけになった足先の小さな指の先端。そこから直に冬の外気温。  脈動みたいに、どくん・どくん・どくんとディスコード。  やがて、唯一無二の存在であることをお互いは知り、たった一言のことばから世界は徐々に変わり出す……作者・青山さんの技量に拍手を贈ります。
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熊川さん、こんばんは。 いつも素晴らしいレビューを ありがとうございます! 初めて書いた青春作品に高評価をいただき、 とても光栄です。 そろそろ、長編に取り組もうと思っています。 これからもよろしくお願いします(*^^*)ノ
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