美森 萠

仕事に恋愛に友情。目まぐるしい毎日を精一杯生きる等身大の女の子たちを描いたこの作品。三人のうちの一人に自分を重ねたり、彼女たちの行動に励まされた読者さんも多いのでは? 今回レビューを書くにあたり、作品を再読させていただきましたが、物語の随所にちりばめられた共感必至のセリフや、まるで読み手の心を代弁しているかのような心情描写の数々に、ラストまで一気読み! 楽しませていただきました。 連作第一作目となる本作。ヒロインの美樹は『一目惚れの達人』と友人に言われるほどの恋愛体質。とはいえ、やはり相手には誠実さを求める彼女。 しかし、そんな美樹が心惹かれたのは、意外にも『はっきりいってタイプじゃない』『イメージは軽い』職場の先輩・岡崎でした。 素直で感情表現もストレート。恋の相手にも果敢にぶつかっていく美樹に対して、岡崎は何を考えているのかわからない、イマイチ掴めない男。美樹に対しても気のあるような素振りを見せながら、肝心なことはなかなか言ってくれません(それにはまあ、理由があるのですが)。 そんな岡崎に翻弄され、自信を無くした美樹を励ましてくれるのが、親友の雅と和花。毎週水曜日の夜、女子会で繰り広げられる恋バナは、この作品の大きな見どころの一つ。 特に、物語中盤で語られる雅の恋愛論は、まさに目から鱗。美樹のみならず、多くの読者が雅の言葉に勇気づけられたのではないでしょうか。 ただ相手が振り向いてくれるのを待つだけではなく、相手のことを知ろう、本当の姿を見ようと努力すること。自分の気持ちをはっきり言葉にすることの大切さ。そして、信じること。 独りよがりな想いを押し付けるだけでは、決して恋は成就しない。 周囲の人々にアドバイスをもらい、また自分自身を振り返り生じる終盤の美樹の変化は大変好ましく、また私たちに多くの気づきを与えてくれるものだと思います。 美樹から雅と和花に手渡された恋のバトン。 確固とした自分を持つ雅と、おっとりふわふわ、でも心の中には熱い気持ちを持つ和花。今後この二人がどのような恋愛模様を繰り広げるのか、今からとっても楽しみです。 美樹編だけでもとっても満足。でももっとっておかわりしたくなる。 続編の執筆も頑張ってください。応援しています!
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美森 萠さま。 もう、まさにのどんぴしゃな素敵レビュー(真夜中の)ありがとうございました!! 嬉しくて夜中にくるくる回りました。(笑) ≪\(´ω` )/≫≪\(  ´)/≫≪\( ´ω`)/≫ お忙しい中、本当嬉しかったです。 あ、…催促してすみませんでした(笑) 『彼モノ』は、萠さんの言う通り、『等身大の女の子』を書いてみたかったんです。 大人恋愛は今回が初めてで、大恋愛(現在の王子様に見初められるなど)とか正直ピンとこなくて(笑)自分のフィールド内でありそうなエピソードを拾っていった感じです。 それで普通の女の子、美樹とどこにでもいそうなちょっとイケメンなにいちゃん、岡崎に
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コウちゃん、お返事ありがとう! うん、コウちゃんが書いてる通り、『等身大の女の子が一生懸命頑張る恋愛』と『女の子同士の友情』、美樹と岡崎の恋愛にこの二つのテーマがうまく絡めてあって、物語に厚みが出てるなって感じました。 合コンで一緒になった6人もそれぞれキャラが立っていて、もしも会話だけ並べてあっても、どれが誰の発言かちゃんとわかるだろうなーって(あと谷やんもね)思いました。 次の連載作の二人、和花とケンちゃんも、ほどよい頻度で登場して来て、次作への期待を高めてくれました。 あと雅と陽人! この二人って、考え方がしっかりしていて大人な分、一体どんな恋愛を繰り広げるんだろうって、後半を読ん
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