千古不易

イベントより参りました、レビューさせて頂きますが、ルールなので海行かばの一だけにさせて頂きます、御了承の程を慎んで申し上げます。 早速ですが、若い兵士の尊く細やかな愛情の渇望を描きつつ、戦争に渦巻く人々の多様な心情、色沙汰に滲む心の腐敗、或いは人間性。総じて楽しませて頂きましたが、何分分量が足りないかなと、題材に対して掘り下げ切れていないですね。 その時代にあった思想、思考、空気が十二分に伝わって来ないのです。こう言ったものですと文章を下手に凝るより、作者様のように簡潔にした方が良いと私は思うので、地の文に付いては特筆する事はありません。ただ、展開が早い、短編でももっとその時代を生きた人々の空気を、笑顔や泣き顔、怒り顔、等々を味わいたいものですが、練り込めていない気がします。 文章一つ一つに魂を刷り込み、書けるだけ書き、もう無理だ嫌だとなるまで推敲せねばこの物語で読者の心を粉砕出来ない、故に作者様には目指して欲しいです。是非、恵まれない物書きの世界ではありますが、その世界にどっぷり浸かってまで伝えたい事を綴って欲しい、そう愚考しております。 そう言えば、少し誤字脱字がありましたので修正を、物語の品を下げてしまっているので御願いします。私個人では高く評価したいのですが、私もそれなりに物語に真摯に向き合いたいので、実力不足で無念と言う言葉で御開きにさせて頂きます。 ではまたの日を。なにかあれば気楽に私のエッセイでどうぞ。

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