西之村 螺

更新分(69ページ)まで読ませていただきました。 例えば、遊園地の乗り物に乗ってしまい、降りたいと思った時にはもう降りられない時のような。 喫茶店で隣の席の客の会話が気になって、席を立てなくなる時のような。 そういう、不思議な中毒性のある作品だと思いました。 文章の書き方に個性があり、その語り口に引き込まれました。 短編ゆえ、そこまでドラマチックな展開はなくても、続きが気になってページが閉じれなくなります。 話の切り口が斬新で面白かったです。 特に二章目のお話が、私は好きでした。 ただ、携帯小説というものを意識するなら、もう少し改行が多い方が読みやすく、入り口も広くなるのではないかと個人的には思いました。 こういう文体を意識しての事でしたらすみません。 良い作品を読ませていただき、ありがとうございました。

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