森永ピノ子

改善点イベントから来ました。 良い点: 文が素直。 キャラが立っている。 読みやすい(ただし、デメリットでもある) 改善点: 大幅改変済みという状況でツッコミ入れるのもアレなんですが……正直にいいます。 1.主人公の台詞「」の中で()を使わない。 というか主人公の視点・心情で語る一人称で、基本的に()は必要ありません。 台詞と地の文を含めて、全部主人公の「心の声」だからです。 ちなみに、一人称は簡単だと思われがちですがメチャメチャ難しいです。 相手の心情は基本読めません。 視点(カメラ)が主人公一人に固定されているからです。 たとえば…… 男の背筋が凍った。 これ、相手だけが感じる感覚です。 相手の感覚を共有できる能力を持ったエスパーじゃないとできません。 ここは他の表現に変えるべきでしょう。 2.真琴との問答で、何度も『真琴』というワードを使わない方がいいです。 単調さを感じてしまうからです。 真琴だけではなく『彼女』などの単語も混ぜていくと良いと思います。 3.意味が重なる文を並べない。 ・政府が毎年の予算の一部を上野塚市をはじめとする学園都市の発展と繁栄に費やしている~ ・しかも、政府は学校にも予算をかけているため~ 前文で学園への資金援助は説明しているのに、二重の説明になっています。 俺などの単語も同じです。前文で俺といっているのに次の文でも俺と主張している箇所が多々ありました。 4.「w」などのネットスラング用語は極力使わない。 顔文字も同じですが、作品の質が下がるだけではなく嫌われる場合が多いです。 【読みやすいという点について】 ほとんど骨格しかないから、読みやすいと感じられています。 筋だけを読まれ、物語の面や奥行きに必要な肉付けが成されていません。 他の方から厳しいツッコミがあったのは、その部分が薄いからでしょう。 ただし、何よりもまず「一人称をきちんと自分のものにすること」が先決です。 作者さんの視点と主人公の視点や感情を共有し、描写していく技術が必要だと感じました。 背景描写技術に関しては二の次。 自分の視点でイメージできるようになれば、自然に上手くなります。 書き連ねましたが、最後に記載した部分が一番重要になります。 この点をクリアーできれば飛躍的に上手くなれるト思いますので頑張ってください。

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