FUUGA

黒みかんさんへ。 イベント参加ありがとうございました。真摯に書いてまいります。 こうした、若い人だけにしか書けない瑞々しい物語は、スリリングで私達読み手をワクワクさせてくれます。ライト・ノベル調子で述べられる文章は、登場人物に息吹を吹き込みますよね。上手いなぁと思った箇所は、p.17「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」「逃げろー!!」……といった鍵括弧の用い方でした。本来あの部分は、一人の人が続けざまに叫んでも、文章として成立します。でも、黒みかんさんは、そこをあえて分割し、臨場感を演出していましたね。短いフレーズは強いインパクトを読者にあたえます。とても良かったです。 さて、句読点の用い方、慣用句の用い方に、黒みかんさんがこれからも関心を向けられ、習熟されますように。p.2では、読点の打たれていない長い文が散見されます。どこで打つなら読者を疲れさせてしまわないか。どこに打つのがより効果的か。日本語は、英文と異なり、「、」の打つ場所に厳格な規則がありません。それゆえ、書き手の力量が如実に表れます。また、「敷居が高い」という慣用句が7ページにあります。どうぞ本来の意味を辞書等でお調べになりますように。 これからも、切れの良い物語を執筆してください。ありがとうございました。 FUUGA

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