森永ピノ子

評価イベントからきたのじゃ。 導入部B(どれだけ冒頭で読者を惹きつける力があるか) 文章力A(主に語彙力) 表現力A(背景や心情描写、比喩力) 構成力B(シーン展開のセンス、分量と出来事の比率、テンポの良さ) 一言: 本当は導入部はA評価じゃ。描写の細かさに関しては誇って良いレベル。 Bの理由は、それ故の情報量の多さじゃ。 ページを開いた時、ワシは思わず身構えた。 一文目で「難しい」と思ってしまった。 ――我が人生ながら……これなんて読むの? となったのじゃ(笑) まず、ここをルビ振りで改善。 あとは情報量、つまり文量の調整じゃ。 背景や心理を細かく描写すればするほど、読み手よりも作者側がイメージの主導権を握る事になる。 逆に読み手に要求されるのは「読解力」……つまり、目で見て頭でイメージを構築する処理が必要になるのじゃ。 ファイルと同じように、文量が多ければ多いほど、解読するには時間がかかる。 そこで物語を先へ先へとすすめるテンポが犠牲になっていた為、構成力はB評価としたのじゃ。 シーン自体は悪くないので、本来はここもA評価。 対象年齢は20~40代といったところじゃろう。 長々と書いた地の文=サンを読ませる表現力はあるので、逆にライトノベル寄り――若干情報量を減らした方が読みやすくなると感じた。 描写とテンポの比重を意識していけば、だいぶ違ったものになるとワシは感じた。 レベルは高いが、敢えて見せずにチラつかせ、 本当に魅せる場所で鞘から抜刀したほうがメリハリがつくと思うので、これからも頑張るのじゃ。

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