森永ピノ子

評価イベントからきたのじゃ。 導入部B(どれだけ冒頭で読者を惹きつける力があるか) 文章力A(主に語彙力) 表現力A(背景や心情描写、比喩力) 構成力A(シーン展開のセンス、分量と出来事の比率、テンポの良さ) 一言: 14ページに至るまでがちょっと長いのじゃ。 途中でシーンが切り替わったところで、読者が息継ぎできる場所を入れたほうがよい。 丁寧に描写を行っているのじゃが、いかんせん文量が多い。 地の文を読ませる力はあるが、淡々と進む内容で起伏がなかなかない為、少々インパクトにかける。 このまま行く場合、場面が切り替わったタイミングでなにか「シーンが切り替わったよ」という標識が欲しい。 例えば◇とか空白とか章を切り替えるとか。 SFだと設定を細かくしなければならないという考えに陥りがちじゃが、ガジェットの説明などは必要なところでやればよい。 ――まず、読者の興味を引く事が重要じゃ。 例えば後に描画する予定であろう「見せ場」のシーンの一部を冒頭に持ってきたりしてインパクトを植え付けたり。 極論、冒頭は読者たちが理解できないものでもよいのじゃ。 1.何が起こったかわからない、興味を引かれたからこそページをめくる。 2.最初に理解した気になれば、もう話しを全部わかった気になって小説を閉じる。 3.淡々と話しが進めば、早々に飽きて読む事を辞めてしまう。 大抵、この三つの分岐点のどれかに進む。 故に、冒頭はすごく大事なのじゃ。 文章で魅せたければ、序章が終わった後に牙を剥けば良い。 優しく扉を開けてやるより、まずミサイルをぶち込んでやることじゃ。 あとは文量を調整し、冒頭は「展開速度」を重視するなど工夫が必要じゃな。 巡らせたアリジゴクの巣に嵌った後で、構築した世界に浸からせれば良いのじゃ。 さりげなく設定を描写の中に溶け込ませていく技術はあるので、後はそのさじ加減の問題じゃと思う。 今回の導入部の評価がBなのはそういう理由じゃ。 ここまで書き込んだ後に軌道修正を提案するのは結構気が引けたが……ワシはそのほうが良いと思う。 書ける力は十二分にあるので、あとはじっくり煮込んでみる事じゃ。 頑張るのじゃぞ。
・2件
詳細な評価有り難うございます。 冒頭やインパクトを意識して改編、修正をしてみようと思います。
1件
レベルはものすごく高いので、がんばるのじゃ。

/1ページ

1件