浅果好宗

蛸男さんは本当に子供たちのことを考えている。 読み直して、そう思いました。 戦時中の母の心情を読みといたと思えば戦場に向かう子の心情も読み解く。 戦後七十年。これから戦争の記憶は、段々と薄れます。 それならば、薄れないように伝えていくしか悲劇を回避する方法はないでしょう。 この作品のような、戦時中に思いを馳せた者たちの悲劇を描いたもの。 そういう作品がこれからの子供たちの胸に届けばよいと思います。 是非とも現代の子供たちに読んでもらいたい作品です。
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