autumn

驚いた、なるほど、こうきたか。 まるでホラー読んでるみたい。 これがリアルに近いかも、と思った自身に更に恐怖してみたり。 『ニアリーイコール』の続きの話。 物語に有りがちで優等生的な締めくくりを期待していただけに、どんでん返し感がハンパないですね。 予想の範疇を越える結末は、読者の価値基準を軽く覆す。 破滅的な希望と悲劇が、いや、連鎖する絶望かな。 絶望なのに周辺に転がっていそうな雰囲気。 二人の語りがそう思わせるんだと思う。 書き手が伝える世の仕組みに、投げやりなやりきれなさを感じる。

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