プライス・バリューという資本主義社会における「判断基準」+α(プラスアルファ)の概念を、日常生活と時事問題(シニカルさと皮肉)も絡めて、大変面白く読ませてくれる作品でした。  以前「高級ホテルで100円のコーラにとんでもない価格を付けて売る」というマーケティング論が話題となりましたが、需要・供給の盲点を付いた今作のクライマックス(これは、実際に作品を楽しんで下さい)の仕掛けには、ニヤニヤしてしまったものです。 「おいおい! そうきたか!!」と叫びそうになりました(^O^)  本作でも言及される「企業の宣伝広告費」は、それがもたらす恩恵(と費用対効果)を考えれば、「1億円でもお買い得」なのかも知れませんね。  さりげない社会派、アンチテーゼに拍手。
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熊川さん、素敵なレビューをありがとうございます。 一億円が手に入ったら何を買いたいだろう… 買うんじゃなくて売ってみたら面白いんじゃないか。 そんな単純な考えから生まれた作品です笑 熊川さんなら一億円をどのように使うでしょう… とても興味があります(´▽`) いつも作品を読んでくださり、 ありがとうございます!
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