つばさ

群青の青。それが意味するものは、失った心と消せない熱。 冷たい心と身体を温めてくれる男なら、都合のいい女でもいいと 面倒くさくない心を伴わない不毛の関係を続ける雛森江茉。 そんな彼女を手を変え品を変えて翻弄する眉目秀麗な御曹司 神崎景。 幼馴染という関係だけでなく、二人の間に横たわる訳ありの過去。 雛森と神崎くんが 「江茉」と「景くん」に変わった瞬間に二人の間に横たわる空気が 劇的に変わる。 「寂しいのはもう嫌」 この言葉を口にできるまでにどれほどの虚無を抱えて生きてきたのか…。 江茉が呟いた本音。 この言葉に辿り着いた時には、心のバランスを崩していた江茉。 失った思い出と記憶。 戻りたくてももどれない幸せだったあの頃。 「けいくん」が父が母がウメさんがいた笑顔に包まれていたあの頃。 もう一人は嫌。でも最後はいつも一人…。 その喪失感の中で生きてきた江茉を支えたものは、最初から期待しないこと。 一時の温もりに包まれても、必ず一人になる覚悟を決めて相手に期待しないこと。 そのはずだったのに、つい心を許してしまった。 心のどこかで期待していた。最後は自分を選んでくれるのではないかと…。 でも私はやはり一人。みんな最後はいなくなる。 虚無を抱え続けて生きてきた江茉の心は限界だった。 景の油断が江茉の心の均衡を崩す。 もう、二度と離さないと決めたはずなのに彼女の心を崩した…。 景がこれから抱えるであろう最大の後悔。 それでも、必ず江茉の心を取り戻す。 もう、二度と失いたくない。 彼女を救いだせるのはあなたしかいない…。 二人を包む雨。 雨の中で溶けあえるか、消えてしまうのか、二人の行く末は…。 景ちゃん、ピンチだよ(T_T) なにがあっても、江茉ちんを救えるのはあなたしかいない。 ここから先は、あなたが信頼感を取り戻すだけだよ…。 景ちゃんの抱える江茉への複雑な想いの根底にあるのは、江茉を救いたいという 優しさと決して他人に渡したくないという独占欲。 景ちゃんの本質は第3話です。 私はなにがあっても、神崎景の本質を信じています!
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景sideに入ってからずっとピンチですな(笑) 溶けあえるのか、消えるのか はたまた…… みたいな(*Φ∀Φ)? 真骨頂みせたいですわ~。
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