伽スの翼

第一章読了しました。世界に満ちる悪意と戦乱の最中を、真実を求めて錯綜する主人公(たち)の戦い。非常に濃厚でスケールの大きいストーリー展開に圧倒されました。 途中でカリバーン組が半ばフェードアウトして紅の烏メインになった時は何か寂しい気持ちになりましたが、終盤にかけてのカリバーン組withアイリとの再会への前振りだと分かると凄い納得です。 ラストにかけて次々と発覚する裏切りと記憶覚醒のラッシュ、思惑入り乱れての戦いは本当に目を見張る物がありました。 章の最後に明らかになったシデンの過去……EE世界の残酷さが光る、そんな悲しい真実です。 そんな中でカイラムさんはシデンに人間として生き、人間として幸せを掴んで欲しかったんだな……という人の温かさ。それがシデンに何を与えており、どんな未来を歩ませるのか……次章も楽しみです。 そして死すべしユージーン! しかし1つ気になった事として、戦闘パート。 様々なギミックとテクニックを活かした戦いは十分面白味に溢れているのですが、若干引き延ばしているような印象を受けました。この辺りは個人の好みとかもあるのですが、サブキャラの戦闘でも決着が付くまでの時間が長めかなあと。 (映像化作品なら逆にプラス要素なのですが……) 言いたい事色々語ってしまいましたが、次も楽しみに読ませて頂きます。
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