河内はろん

冒頭の「僕は、この時間が一番キライだ。だけど、ほんとは一番好きな時間なのかもしれない」 この言葉の意味を考えながら、ページを進めていきました。 考えていたはずなのに、途中のタカシくんとヒロコちゃんの話に夢中になってしまって、その疑問を忘れていました。 そしてユミちゃんが現れて、 よかったね! 仲良しの子ができて、分かり合える友達ができて。 なんて思っていました。 で、読み終わった後に・・あれ?って思って、もう一度読み見直しました。 今度こそ、冒頭の意味を探すんだ~!と思って。 そしたら、今度は主人公のアキラくんが、ビニールのパワースーツを着て 「狭苦しい所は嫌いだ!!出せ~!出せ~!」って言っている声が聞こえてきました。 それで、やっとレビューが書けます。 人を型にはめる事、人をこうだと決めつける事。 そんな詰まんないことに参加するつもりはない! だから、アキラくんは何も書かなかったのかなって。 だから、この時間が一番キライなのかなって。 だけど、今のアキラくんには、ユミちゃんがいる。 「いんだよ」って言ってくれる人がいる。自由でいいんだ。って。 だから、一番好きな時間なのかもしれないのかな。って。 自分らしく好きなように絵を描く楽しさ、素晴らしさ。 だから、自分らしくじゃない、こう書きなさい!ってキツイスーツを着せようとする人たち、僕を放っておいてくれ! 僕は自由に生きる。大丈夫!僕を理解してくれる人は必ずいるんだから! ひしひしと感じる作品でした! いつもそう感じている私に、勇気を与えてくれる作品です! ありがとうございました。
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