ロイスト

大ネコさん早速レビューに参りました。 この作品を読んで、ふと昨夜見た『世にも奇妙な物語』の思い出を売る男を思い出しました。金を得る代わりに思い出を売る。この作品で使われる等価交換ですね。 さて本題ですが【のおと】という便利なようで扱いに困るアイテム。私としては、そこまで欲しい物ではありませんが、小~中学生ならば、ちょっとした悪戯心で欲しいかもしれませんね。 また小説サイトで文章を丁寧に書く作者が多い中、この作品はケータイ小説ならではの書き方で、読者層の幅も広そうです。堅苦しい文章を読むのが苦手な人も多いですからね。こういったソフトタッチな文章も魅力的です。 それと、『デスノート』でいうリュークに位置する野音というキャラもこの先、物語でどんな風に主人公を導くのか楽しみです。 ただ禁忌の件を話す場面ですが、最後の野音の【のおと】の所有者と自分がタダではすまないという台詞はなくてもよかった気がします。大ネコさんがどう進めるかは分かりませんが、禁忌というものを匂わせたからには終盤に使ってきそうだったので、そこで初めて読者に禁忌を犯せば、主人公も犠牲になると伝えた方がいい感じになるとおもいました。 ですが、ミスリードというのもあるので、もしかしたら私には想像できないような衝撃の結末が待っているかもしれません。是非、完結を楽しみにしてます!
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