ゆらゆら

「ミルク」を拝読しました。 素敵なハッピーエンドで萌えました! 瀬戸内攻の雄(せとうちぜめのゆう・造語)、粗野で日焼けした逞しい漁師ですね。キタコレ! 一見粗野ですが気づかいのある暖かく優しい人。何度も丁寧に「怒ってない」と訂正するところが可愛い。 優しいだけでなく「面倒臭そうに溜息をつき」「『謝るぐらいやったら、ちゃんと話せや』」と時には強く誘導する包容力もいい。 早急なことの言い訳が「興奮してもうた」らcan't stopな言いぐさも許して流されたくもなります。 ぐいぐい近づいてぐいぐい引き止める敦史さんと、敦史さんの魅力にどんどん惹きつけられる誠さんの引き合う様子が、くっつく前から見ていて幸せです。 それにしても、誠さんは魔性ですね。天然に誘い過ぎです。そんなこと言っちゃったら、あー…な場面が多すぎ。敦史さんも加速しちゃいますよね。 尾道の様子の中で良かったな~と感じたのは、高いところに上り故郷の愛しさを確認し、そこに好きな人(まだ無自覚)の存在を繋げて考えるところです。 これって恋愛の中の本当に幸せな瞬間だと思います。共感しました。 尾道水道を大河として描写してるところも、ゆったりした風景に癒される感じがあって好きです。 漁師と、牡蠣のちゅるっと、広島弁と、広島焼き。 尾道の坂道と尾道水道。 厳島神社の昼と夜と、真っ暗な砂浜でのお清めキスからの行為。 サービス充実な幸せな作品でした。 素敵な時間をありがとうございました。
1件

この投稿に対するコメントはありません