糸井 花

どこにでもありそうな風景から始まる物語。話が進むにつれて徐々に緊迫する光景が、ハッキリとした色を持って目の前に広がります。 3分前から届くメールによって生き延びる事ができているが、きっと選択した後はすぐさま次のメールを送らなければならない。3分前の自分に。 3分というのがミソですね。 考える暇も迷う暇も無い。 生と死を選ばなければならないのに、迷う暇もない、やらねばならない。頭は徐々に麻痺していくでしょう。 駆け抜けるようなスピード感と、焦りと不安。そして、それまで自分と大事な人を救ってきたスマホを信じたために失いたくないものを失った。裏切り。 色々な感情がぎゅっと凝縮された濃い内容の作品でした。 さすが、あきないさんです!
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素敵なレビュー、ありがとうございます!!! さすが、と言われると恥ずかしいですが、この作品は、徹夜でもうろうとする中で書き終えたので、 朝起きて、自分で読んでみて、自分自身、考えさせられてしまいました。 昨日の自分、よう書いたな、と。 てか、最後のあの2択を迫る結末は卑怯ですよね…。うん。 ひどいな、作者。ってのが僕の感想(苦笑)
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