休☆

壊さないために互いを傷つけていく。 最後にすがった僅かな希望も虚しく崩れ、自棄になって出逢った彼が知らぬ間に大切な人になっていた。 求めた相手に、望んだ言葉、しかし全てが過去となり雪の様に消えてしまった。 冒頭から美しい映像の中で物語が進んでいきます。赤、白、ロゼ、ヒロインの想いがワインの色と相成って変わっていく様が美しく描かれています。 レンズを外した彼の本心が彼女に寄り添っていて良かったと思えるエンディングでした。 大人故に言葉に出来ず、雪のように溶けてしまわない恋愛がしたいと思わせてくれる作品です。 散りばめられた洒脱さが、脳内に広がる情景を美しくしてくれました。 大人の恋愛、メガネ作品でした。 ありがとうございました。
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ひすさん、こちらこそ文学的で素敵なレビューを書いていただき ありがとうございました。 久しぶりに書いた作品でしたが、 思い描いた情景や、登場人物の感情なんかを文字で描くことが これほど楽しく感じられたのは初めてかもしれません。 その思いが伝わったのだとしたら、 これほど嬉しいことはありません。 いつも作品を読んでくださり、ありがとうございます。
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