吾妻栄子

私も同じコンテストに参加していることもあり、興味深く拝読しました。 イラストの少女は戦前にしても「結婚数年経った未亡人」には若過ぎる気もしますが、魅力ある雰囲気の掌編でした。 女性が手に取った本がトルストイの「戦争と平和」という描写も、また、その引用文も効いています。 ヒロインの見上げる雪の空と手に取った本のモノローグとが、直接には物語に姿を現さない「夫」が最期に見た風景や思いと重なってきます。 字数は少ないけれど、奥行きを感じさせる掌編でした。
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吾妻栄子さん 物語の背景も丁寧にお汲み取り頂きありがとうございます。 時代は、明治の日清戦争頃を想定して書いてみました。 確かにご指摘の通り、やや女性が若過ぎるきらいもありますが、 15歳で結婚できる時代でしたので、ご容赦いただければと思います。 私もファン登録させて頂きました。 今後とも、お付き合いの程よろしくお願い致します。 戸未来 拝
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