黒墨姫

ご機嫌よう。 今年も残り、あと四時間を切りました。2015年、今年も私の拙く紡いだ言葉を拾い上げてくださり、ありがとうございます。 SideAが終わり、SideBで過ごした一年となりました。そろそろ雅達が恋しくなりつつも、ニーナの大きな転換期となるこの時を、丁寧に紡いで行ければと思います。 そして……SideAの編集が、今年中に終わらなかった……!!!一年かかって完璧に仕上げられなかった程、見返した場所ほぼ全てを編集する事態となっております。本当にあの拙すぎる言葉達を追って下さった毒のアリスの読者様達には、頭が下がるばかりです……。 とても、正直な話となりますが。大学二年生となり、【自分】よりも【現実】に染まりきっていたと感じました。そんな私を引き戻してくださったのは、アリスを読んで頂いた読者様からの言葉でした。 私自身の生き写しとも思える小説を読み返しながら、忘却してしまったものを拾い直せたと思っております。 今年一年、私の小説をお読み頂き、そしていくつもの言葉をかけて頂き、本当にありがとうございました。 私の哀れな子羊たちが、雨の振る空の下で顔を上げる姿を、これからもその目に焼き付けて頂ければ、と思います。 それでは、また小説の中でお会いできることを祈っています。 2015年、本当にありがとうございました。 2016年、皆さんの歩む道が【平均】を越えたものとなりますように。 私の贈る悪夢と絶望と言う栄養が、降り注ぐ雨が、きっと差し込む微かな太陽が、その幸せを育んでくれることを、願って。 一人の無意味な少女の、独白。
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