五水井ラグ

すごく好きでした。雰囲気も言葉選びも。高校生でしたっけ? すごいなぁ。未来有望な若者にめちゃくちゃ期待してこれからもずっとストーカーします★☆ 個人的に気になったところ三点書かせてください(不快な思いさせてしまったらごめんなさい、あくまで個人的感想なので適当に流し読みしてください) 1、ストーリー展開について、ふたりが同一人物だということをもっとはやめにはっきりと書いてしまってよいように思いました。神秘的でよく解らない最初(主人公は女の子が来るのを知っていたというのが謎なんだけどすごく心地よかったです)→みらいと名乗るあたりで同一人物だなと気づき→あとで、ほらやっぱり! となりました、ストーリー展開は小説の大事な要素だしこれを一番重視する読者が多いので「ほらやっぱり!」でがっかりする人もいると思います(この作品の見どころはストーリー意外の部分がおおきいと思いつつ、あえて。とはいえわけわかんない最初がとても心地よいからはやく明かしてしまうのがもったいないとも思います)。 2、緩やか、を近い場所で使っていたり、「ずしりとしたひんやりとした」と繋げていたりするのがところどころ気になります。 3、言葉の効果について。「致命傷」「殺す」などの言葉の使い方がうまいのに惜しい、と思いました。こういう強い言葉はできるだけ少ない方がいいのです。もっと減らしてみるとずっと素敵になると感じます。 林檎がよかったです。題名も好きです。最後主人公が過去へ自分を送り返すところ、お父さんとお母さんに愛されていることの書き方が巧みで、読みながら鳥肌がたちました。愛されることの痛さを想いました。私も高校生のときこんなふうに書けていたらなぁ。羨ましいよおおお。 これからも応援しています!

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