こすけ

読ませていただきました!! 楽しかったです。 ニシさんの真面目さが伝わってくる地の文の文体と、カフェという背景が絶妙にマッチしていたと思います。 スラスラと頭に描写が入ってきて、なんだか懐かしいような、そしてなんとなく切なくなるような、とにかく全体的な空気感がすごい楽しかったです。 以下、僕の個人的な意見です。 上記の通り、僕は正直カフェでワチャワチャしてる感じがすごい好きだったのですが、メインストーリーとしては、ゴードンおじさんの人生を彼女たちの笑顔と気合と恋心で左右させ、同時に彼女たちも成長する、そんなお話だったんですね。 ですが、カフェの空気感を押し出したかったのか、またはゴードンおじさんの心情の変化を押し出したかったのか、僕の中でどっち付かずに終わったような気がしてます。 メインテーマをカフェの雰囲気とするなら、もう少しカフェでのちょっとしたエピソードを増やして尺を取ったりしたらよかったと思います。 で、逆にストーリーに重きを置くならなんですが、ちょっと話をそらしますね。 ぶっちゃけですね、日向がゴードンおじさんにカメラの話題を振って、それから類子が登場した、この時点で「あっ……(察し」でした。この二人、つながるんだろうなぁ、って。 ですが、この伏線がばれるかばれないかというのは、この作品のコンセプト的にはどうでもいいような気がしますし、読み手が気付こうが気付かまいが、どっちであれ楽しめる作品だと思うんですね。 なので、もっと序盤から、というかもう冒頭でもいい勢いなんですが、せっかく第三者視点を使ってるんですし、どっか遠くの国にいる類子が「あの人、今頃なにしてるんだろうなぁ」とか言って懐かしんでる描写を入れてみたりすれば、一気に作品の雰囲気をガラリと変えることができると思います。 堂々と自ら伏線をバラすという感じですね。 若干カフェメインの話からずれるような気はしますが、これぐらい振り幅付けた方がむしろカフェの憂いというか哀愁というか、そういったものが際立つような気がします。 すごく個人的な意見でしたが、もし参考になれば嬉しいです! ちなみに僕は日向が一番好きでした。どこの大学で教授してはるんですかね、教えてほしいですね。 ではでは、楽しい作品ありがとうございました、長々とすみませんでした、これからもがんばってください!!
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ペンギンさん、レビューありがとうございます! >>カフェの空気感を押し出したかったのか、またはゴードンおじさんの心情の変化を押し出したかったのか、僕の中でどっち付かずに終わったような気がしてます。 お察しの通りです…(^^;) プロット段階ではもっとカフェのワイワイしたシーンが多かったんですが、それだとストーリーの流れが目立たなくなってしまうため、悩んだ末大分削ってしまいました。 でもやはりテーマの部分にカフェのシーンが大きく関わるため、潔く全部省略するのもちょっと…と思い、結果的にどっち付かずになってしまったのかもしれません。 >>どっか遠くの国にいる類子

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